アボリジニの言語 その2
一方において、アボリジニの言語そのものが変化していることも見逃せません。
新しいテクノロジーが紹介されたり、社会構造や行動パターンが変化するのに伴い、英語から言葉を借りてきたり、新しい言語を創り出したり、すでに存在する言語を変形させるなどの変化が起こりました。
その結果、2つの新しいアボリジニ言語、クリオールが生まれています。
「ケープ・ヨーク・クリオール(Cape York Creole)」と「クリオル(Kriol)」です。
前者は、英語の文法を簡略化し、英語とアボリジニ言語の橋渡し的な役割を果たすものです。
後者は、英語から言葉を借りてきてはいるものの、発音はアボリジニ言語の発音を適用し、文法もアボリジニ言語のものに当てはめて使用されています。
また、語義が本来の英語のものとは異なってしまうこともあります。
北部に住むアボリジニのなかには、クリオルが自分たちの言語であると思っている者もいます。
2言語教育も、新しい形態のものになりつつあります。

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